「インハンド」は未知の病気や事件を扱うドラマで興味深く、日本では馴染みのない「シャーガス病」について取り扱う為、ネットでは興味のある人も分からない人も、どんなドラマなんだろう?と話題になっています。
日本では症例のある病気なのでしょうか…。ドラマ視聴前に必見の「シャーガス病」について分かりやすくまとめてみたのでシェアしましょう。
シャーガス病は日本にも症例ある?
「シャーガス病」とは「クルーズトリパノソーマ」という寄生虫が人間や動物に寄生して、心臓や腸・筋組織で増殖し、慢性的な身体消耗などを引き起こし、命を落とすこともある危険な病気です。
この寄生虫を発見したカルロス・シャーガス医師の名前からつけられた「シャーガス病」。主に南米に生息しているカメムシの仲間のサシガメに寄生しています。サシガメ は夜人間が寝ている間に吸血し、その場で糞をします。
https://twitter.com/taiwa_kankyo/status/1043772169577226240?s=20
「クルーズトリパノソーマ」は、感染したサシガメの糞の中に存在しているのです。その糞が傷口から入ったり、手・目・口から体内に侵入する事により人間も感染します。
感染すると、熱・疲れ・体の痛みやまぶたの腫れなどの症状が現れ、治療を怠ると心臓や消化器系の合併症を引き起こします。
病気が進行すると治療法がなく、心臓疾患等で死に至ることもある恐ろしい病気「シャーガス病」は、中南米ではマラリアに次いで深刻な熱帯病とされています。
サシガメは熱帯地域に生息していることが多く、特に中南米に多く生息しています。日本では沖縄本島や宮古島などにオオサシガメ、本州から九州にかけてシマサシガメといった種が生息しています。
でも日本に生息するサシガメには「クルーズトリパノソーマ」は寄生していないので「シャーガス病」の感染は心配はないのですが、中南米に旅行に行った際に感染し、日本に帰国してから発症したという報告例はあるのです。
インハンドで扱われるかなり危険な題材
新ドラマ「インハンド 」は、『イブニング』で連載中の朱戸アオ氏の同名漫画が原作です。未知の病気や事件を最新科学で解決へと導くヒューマンサイエンスミステリーです。
主人公の天才科学者・紐倉哲(山下智久)は寄生虫を専門とする科学者です。買い取った植物園の巨大温室に引きこもり、さまざまな動物たちと暮らし、研究しています。
🎊本日オープン🎊
💻番組公式サイトがついにオープンしました🎉
ポスタービジュアルも初解禁👏👏
隅から隅までご覧ください🤗‼️https://t.co/iYnpoSWnyv#インハンド #公式サイトオープン #本日も撮影日和 #SET撮影なので天気関係ないですが😂 pic.twitter.com/P77TXvh3Bc— 金曜ドラマ「インハンド」🌿6.21最終回🎉 (@inhand_tbs) March 14, 2019
気の向くままに大好きな寄生虫の研究だけをしていたいけど、内閣官房サイエンス・メディカル対策室のエリート・牧野巴(菜々緒)に協力を求められると、交換条件を出されている為、断れません。
内閣官房サイエンス・メディカル対策室では、従来の概念を超える未知の病気や事件など、扱いが難しい案件を調査しています。そんなある日…
牧野巴(菜々緒)は、ある病院で心筋梗塞で亡くなった複数の患者が、日本ではまれな「シャーガス病」にかかっている可能性がある。という匿名の告発状が届いたと紐倉哲(山下智久)に協力を求めてやってきます。
現時点では、中南米に旅行に行かない限り「シャーガス病」に感染する心配はありません。また「シャーガス病」は人から人へは感染する恐れはありません。
なのに複数の患者が出たとはどういう事なのか…こんな危険な題材を最新科学で解決へと導く事が出来るのか…非常に興味深い内容のドラマです。
シャーガス病に関するネットの反応
出典:Twitter
「シャーガス病」は日本では馴染みのない病気ですが、いつ脅威に襲われるか分からないので、ドラマがいいきっかけになりそうですね。
紐倉哲(山下智久)は人嫌いで無愛想だけど生き物をこよなく愛し、二面性が魅力的な人物のようです。山下智久さんへの期待もネットでは大きく聞かれます。
まとめ
いかがでしょうか。「シャーガス病」恐ろしい病気ですね。「ヒアリ」の時のように「クルーズトリパノソーマ」が寄生したサシガメが輸入によって日本にやってくる可能性はいくらでもあります。
日本は絶対大丈夫ということはないのです。少し勉強した事でドラマがより深く楽しめるでしょう。
原作者の朱戸アオさんは、山下智久さんの紐倉哲の完成度の高さにも感動していましたよ。放送が待ち遠しいですね。
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