松本清張原作「砂の器」が15年ぶりに映像化されることに。不朽の名作と言われる砂の器のあらすじと、期待されるポイント、砂の器の意味を調べてみました。
砂の器の意味は?
砂の器あらすじ
ある朝現在のJRの前進国鉄操車上で遺体が発見されます。性別は男、身元不明。警察の執念の調査により、現場から近い付近のバーで、特徴のあるなまりで話していた男が捜査上に浮かび上がります。
バーの店員の証言によると、いく度も「カメダ」という言葉が出てきてことを突き止めます。当初「カメダ」は東北のなまりではないかと警察は推測していました。ところが、捜査をするめると、東北とは違う方言にかかわっていると解明をします。そして、捜査上にある男が浮上してきます。男の名は本浦秀夫です。
砂の器では殺人事件の捜査を展開しつつも、一方では音楽家・和賀英良の生涯も映し出します。和賀英良は、将来を期待されている若き天才音楽家。1974年の映画版ではピアニストして描かれていました。音楽家として飛躍するチャンスを迎えた和賀英良。彼の人生が成功した裏にはある事情がありました。
砂の器の意味が深すぎる
「砂の器」ではミステリー要素のほか、重要なテーマとして人間の本質も描いています。砂の器の劇中では、時代に翻弄される人間の一瞬の輝きと、それに固執しようとする本質にも迫っています。砂の器とは一瞬で崩れてしまう器のこと、何を入れようとしても絶対に満ちることのない宿命のことを表しているようです。
砂の器スペシャルドラマに期待されるポイント
砂の器は映画・ドラマでいく度もリメイクをされる作品。特に映画「砂の器」では丹波哲郎さん演じる刑事「今西」と森田健作さん演じる後輩「吉村」、加藤剛さん演じる新進気鋭の天才音楽家「吉村」の繋がりがドラマチックだと評判です。
当初は、場当たり的な殺人事件かと思われた事件。実は人間の幸せの本質・変化・親子の絆について考えさせられる展開を描けるかにも期待が寄せられています。
また、映画版では、社会からの差別(1974年当時はハンセン病)を描いていました。人間の幸せの本質が変化するなら、社会も当然変化します。「砂の器2019」で焦点となる社会的問題点にも期待しましょう。
砂の器原作の感想まとめ
まとめ
不朽の名作「砂の器」が15年ぶりに映像化されます。そんな「砂の器」のあらすじと期待されるポイント、原作の感想をまとめました。砂の器2019では時代背景がかなり違うのでどういう視点から描かれるのか注目してみると楽しみながら視聴できるかもしれません。
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